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ブランディングとマーケティングの違い

  • web6788
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

“価値が伝わる会社”にするための、仕組みと基準の整え方


この記事は、集客のテクニックや広告施策の話ではありません。

「ブランディングって結局なに?」を、会社の“価値”を軸に整理します。

「売り方」ではなく、「何が違いで、何を約束し、どう同じ意味で伝わる会社にするか」という土台づくりとして読み進めてください。


くまでん デザイン経営

結論


【ブランディング:長くつながる土台(価値/約束/基準/一貫性)】

他社との違いが“価値”として伝わり、「この会社に任せたい」と選ばれ続ける状態をつくる営みです。


【マーケティング:早くつなげる実装(接点/導線/提案/反応づくり)】

商品・サービスを「必要な人に届けて、反応につなげる」ための実装です。


どちらが上・下ではなく、役割と順番が違います。



用語の整理(ブランディング/マーケティング)


ブランディング

ブランディングは、会社の“価値(お役立ちの指標)”を定義し、他社との違いとして伝わる形に整えることです。

その価値を根にして、約束・基準・言葉・ふるまいがズレないように揃えることで、信用(過去・現在の判断材料)から信頼(任せた後の体験+未来への期待)につながりやすくなります。

要するに、「選ばれる理由」がブレない状態を、言葉と仕組みでつくるのがブランディングです。


マーケティング

マーケティングは、ブランディングで定めた価値や約束を、必要な人に届け、接点をつくり、行動につなげるための打ち手です。

広告、Web導線、提案の型、販促、イベント、紹介設計などは、基本的にこの領域に入ります。

つまりマーケティングは「ブランディングを機能させるための施策群のひとつ」と捉えると、混乱が減ります。



よくある誤解(ロゴ/認知が入口になる問題)


ブランディングが誤解されやすいのは、入口が「見た目」や「発信」になりやすいからです。

ただ、見た目や発信は大事な一方で、それ自体がブランディングの中心ではありません。

ブランディングの中心は、次の3つが“同じ方向”を向いている状態です。


価値:何が違いで、何で選ばれるのか

約束:何を提供し、何を大事にするのか

基準:判断・線引き・例外処理をどう揃えるのか


これが揃うと、誰が対応しても同じ意味で伝わり、体験もブレにくくなります。



混同が起きる理由(見えるものと、見えにくいもの)


マーケティングは「やること(施策)」が見えやすいので、話が早いです。


一方でブランディングは、価値や約束や基準といった“見えにくい土台”を揃える仕事なので、後回しにされがちです。

その結果、先に施策だけ増えて、こんなズレが起きやすくなります。

・言い回しは整っているのに、提案の中身が担当者ごとに違う

・広告で反応は取れるのに、成約後の体験がバラつく

・値上げ・範囲変更などの判断が都度ブレて、説明が苦しくなる



詰まりやすいのはどこか(3つのパターン)


1.     価値が曖昧:何が違いで、何を推すべきかが決めきれない(P1)
2.     基準が曖昧:標準/例外の線引きが揃わず、判断が属人化する(P2)
3.     伝え方が曖昧:同じ意味で伝わらず、誤解が積み上がる(P3)

マーケティングの改善(導線や広告)の前に、まずこの3点のどこが詰まっているかを確認すると、遠回りをしにくくなります。



5分セルフチェック(混ざっていないか)


次の質問に「はい」が多いほど、ブランディングとマーケが混ざっている可能性が高いです。


・施策(広告・SNS・LP)を増やしても、受注や定着が安定しない
・営業・見積・提案の“基準”が、担当者や場面で微妙に違う
・言い回しを直しても、価格や範囲変更の説明が苦しい
・社内外で「うちの強みは何か」の答えが揃っていない

この場合は、施策の改善より先に「価値・約束・基準」を揃えるところから着手した方が、結果として早いことが多いです。



仕組み化が効き始めるサイン


仕組み化は、すぐに派手な成果としては出にくいです。

ただ、次の変化が出始めたら効いています。


・説明が短くなっても、納得が取りやすくなる

・例外対応が減る、または扱える形になる

・担当が変わっても品質が揺れにくくなる

・「どこで迷ったか」が言語化され、改善できる


価値が“言葉”から“体験”に変わっていく感覚です。



まとめ:ブランディングは、「選ばれる理由」を言葉と仕組みにすること。



Branding Point(今回のブランディング視点)


このテーマは「売り方」や「施策」の話ではなく、

価値がブレないように“判断と説明”を揃えるための設計です。

ここが整うほど、会社の一貫性(=ブランド体験)が強くなります。



このラボでは、ブランディングを次の順番で整えていきます。


P1:価値の再定義(価値=お役立ちの指標を言葉にする)
P2:仕組み化(基準・線引き・運用で“使える形”にする)
P3:伝達(同じ意味で伝わる言葉・順番・見せ方に整える)
P4:組織化(役割・会議・育成で継続して回る状態にする)

もし「施策をがんばっているのに伸びない」と感じるなら、

まずはP1から読み進めると整理しやすいはずです。



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P0:理念・志・哲学を「判断に戻れる言葉」にする
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P1:価値の再定義(柱)|価格の前に整える「選ばれる理由」
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P2:伝達とは何か(同じ意味で伝わる言葉と順番)



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