見積が毎回ブレる理由|“基準がない会社”で起きることと、ルール化の進め方
- web6788
- 1月16日
- 読了時間: 3分
更新日:1月21日
“価値が伝わる会社”にするための、仕組みと基準の整え方
このラボは、売り方のテクニックではなく、「選ばれる理由」を言語化し、再現できる状態にするためのブランディングを、経営の現場に落とし込む形で扱います。
見積のブレも、実は「信用を積む」以前に、説明の一貫性(ブランド体験)を崩しやすいポイントです。

はじめに:
見積がブレると、利益より先に“信頼”が削れる
見積が案件ごとにブレると、利益が読みづらくなるだけでなく、説明もその場しのぎになりやすいです。
結果として「言うことが変わる会社」に見え、比較されやすくなります。
1.見積がブレる会社で起きやすいこと
・担当者ごとに金額が違う(説明も違う)
・追加対応が“サービス”として積み上がる
・値上げの議論になると、根拠が揃わず止まる
・相見積もりで価格だけが残る
この状態は、スキル不足ではなく“基準が共有されていない”ことが原因になりやすいです。
2.ブレの根っこは「価値・条件・基準」のうち“基準”が未整備
A1で扱う「価値・条件・基準」の3点のうち、この記事では特に“基準(見積ルール)”に焦点を当てます。
基準を作るときに誤解されやすいのは、「基準=金額表を作ること」だと思われがちな点です。
実務では、条件(標準/追加の境界)とセットで、説明できる形にすることが重要です。
3. ルール化は“完璧”より“再現”を目標にする
ルール化は一度で完成させようとすると止まりやすい。
最初は“再現できる最低限”を狙います。
・まず「よくある案件」を基準にする(例外から作らない)
・追加になる条件を3つに絞る(全部は無理)
・説明文を統一する(社内の共通言語)
4. 進め方:見積ルールを揃える3ステップ
Step1:代表案件を3つ選ぶ(標準/揉めやすい/喜ばれた)
Step2:標準の範囲(条件)を文章化し、社内で揃える
Step3:追加条件を“加算ルール”として書く(例外はメモして吸収する)
やってみて「条件が整理できない」「例外が多すぎる」と感じるなら自然です。
多くの場合、詰まるのは作業ではなく判断基準の置き方なので、必要があれば整理の仕方から一緒に整える方法もあります。
まとめ:見積の再現性は、ブランディングの土台になる
見積のルール化は、利益確保のためだけではありません。説明が揃うほど、顧客側の不安が減り、比較の土俵から降りやすくなります。
Branding Point(今回のブランディング視点)
このテーマは「売り方」ではなく、価値がブレないように“基準(判断・説明)”を整えるブランディング実務です。基準が揃うほど、価格や条件の説明が「お願い」ではなく「納得」に寄りやすくなります。



