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相見積もりで価格だけ比べられる理由|“比較される構造”をほどくブランディングの手順

  • web6788
  • 1月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月21日

“価値が伝わる会社”にするための、仕組みと基準の整え方


このラボは、売り方のテクニックではなく、「選ばれる理由」を言語化し、再現できる状態にするためのブランディングを、経営の現場に落とし込む形で扱います。

相見積もりの問題も、営業の腕ではなく「比較される構造」をどう設計するか、という上流の話です。


くまでん デザイン経営

はじめに:

相見積もりは“避ける”より“設計で減らす”


相見積もりが続くと、「価格を下げるか、勝てないか」の二択に感じやすい。

ただ、相見積もりは“顧客が悪い”のではなく、比較がしやすい状態になっているサインでもあります。



1.価格で比べられる会社に共通する3つの状態


・違いが伝わる言葉がない(価値が“作業”に見える)
・条件が曖昧で、提案が横並びになる(標準/追加が見えない)
・説明が担当者ごとに違う(基準が揃っていない)

この3つは、A1の「価値・条件・基準」で詳しく解説しています。



2.比較の決め手は“依頼後の期待”に移っている


選択肢が多いほど、最後に効いてくるのは「依頼した後、どう進むかが想像できること」です。

つまり、価格や機能だけでは測れない“信頼の判断材料”が、選択の決め手になりやすい。ここを設計できるほど、価格だけの比較から離れやすくなります。



3.“選ばれる理由”を上流で整える


相見積もりを減らす最短ルートは、見せ方を変える前に、「誰から買うか」の理由を言語化することです。

それがP1の「価値の再定義」です。自社の強みではなく、相手にとっての意味(成果・安心・体験)として価値を置く。

ここが揃うと、見積の説明、条件の提示、提案内容まで一貫しやすくなります。



4. 実務:比較されにくくする3つの整え方


・価値:成果・安心・体験を“具体”で言う(抽象で終わらせない)
・条件:標準/追加の境界線を示し、前提を揃える
・基準:見積の説明文を統一し、社内で揃える

ここまでやってみて「言葉がうまく出ない」「境界線が引けない」と感じるなら自然です。詰まるのは作業より判断基準の置き方なので、必要があれば一緒に整理していく方法もあります。



まとめ:相見積もりは“比較される構造”から見直せる


相見積もりは営業の問題に見えますが、上流の設計(価値・条件・基準)で減らせる余地が大きいテーマです。



Branding Point(今回のブランディング視点)


このテーマは「売り方」ではなく、価値がブレないように“基準(判断・説明)”を整えるブランディング実務です。基準が揃うほど、価格や条件の説明が「お願い」ではなく「納得」に寄りやすくなります。



次に読む

関連記事価値の再定義の記事へのリンク
P1:価値の再定義(柱)|価格の前に整える「選ばれる理由」
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A1:根拠設計(価値・条件・基準)|値上げを“説明”に変える
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A5:標準/追加の線引き(条件の整備)



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